CDBセンター長、アメリカ芸術科学アカデミー外国人名誉会員選出 |
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2004年5月12日−アメリカ芸術科学アカデミーは178名のフェローと24名の外国人名誉会員の選出を発表し、理化学研究所神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター(CDB)の竹市雅俊センター長が外国人名誉会員に選出された。細胞接着制御機構の解明、特にカドヘリン接着分子群の発見と解明が評価されたものである。
今回、学術および芸術分野、官民の各機関で活躍する202名が会員として選出された。その中には、アネンバーグ財団のレオノーア・アネンバーグ氏、メトロポリタン美術館ディレクターのフィリップ・デ・モントベロ氏、国連財団のティモシー・ E ・ワース氏、ビジュアルアーチストのルシアン・フロイド氏、アルゼンチンのブエノスアイレス大学学長 ギレルモ・ジャイム−エッチャベリー氏なども名を連ねた。
アカデミー会長のパトリシア・マイヤー・スパックス氏は以下のように語っている。「新しく会員となったメンバーは、それぞれの分野においてすばらしい貢献を果たし、自律の精神を持ってその学究的・創造的な努力を続けて来られた。このような卓越した影響力の大きな人々をアメリカで最も長く輝かしい歴史を誇るアカデミーの会員として迎えることは、光栄で喜ばしい。」
アメリカ芸術科学アカデミー会員となることは、その時代の最高の精神と影響力の象徴としてアメリカでは最高の栄誉とも言われている。18世紀にはジョージ・ワシントン、ベン・フランクリン、19世紀にはダニエル・ウエブスター、ラルフ・ワルド・エマーソン、20世紀にはアルバート・アインシュタインやウィンストン・チャーチルが選出された。尚、野依良治 現理化学研究所理事長、および有馬朗人氏(以前の理化学研究所理事長)も外国人名誉会員である。
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