研究室

一細胞オミックス研究ユニット

ユニットリーダー
二階堂 愛(Ph.D.)

生命を1細胞レベルで理解するためのゲノム科学技術を開発する

多細胞生物の生命活動の最小単位はひとつひとつの細胞です。我々のグループは、1細胞から生命を理解するための計測および摂動技術を開発します。DNAシーケンス技術の発展により高速に大量のDNA配列が得られるようになりました。そこで、多細胞生物が示す複雑で様々な生命現象を1細胞ごとに核酸へ変換し、超並列DNAシーケンスで読み取り、数理科学の力で生命情報を取り出します。
 我々はこれまで高精度・高出力な1細胞RNAシーケンスであるQuartz-Seq2の開発や、世界初の1細胞完全長Total RNAシーケンス法RamDA-seqの開発に成功してきました。我々のグループは、これらの技術をもとに、ゲノム編集技術、マイクロ流体デバイス、人工知能技術なども駆使しながら、細胞の命運や機能、エピゲノム変化などを捉える新しい1細胞シーケンス技術の開発を目指します。さらに、これらの方法を用いて、理研内外の様々なライフサイエンス分野の研究者と共同研究を進めます。

研究テーマ

1. 新しい1細胞オミックス計測技術の開発
2. 新しい1細胞オミックスを用いた連携

Q:研究を通して究極的に何を知りたいですか?

A:問いに答える計測技術とは? 問いを立てる情報科学技術とは?

Q:研究の最大の魅力は何ですか?

A:ひとつの計測技術を作れば、自分では解ききれないたくさんの問いが解かれるところ

Q:研究をする上での方針や哲学、座右の銘は何ですか?

A:Hacking is believing.

Q:研究室の特徴を一言であらわすと?

A:計測と情報科学技術の自然な融合

itoshi.nikaido[at]riken.jp
[at]を@に変えてメールしてください

求人

Quartz-Seq2: 高精度なハイスループット型1細胞RNAシーケンス法
1細胞完全長Total RNAシーケンス法RamDA-seqの反応原理
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